
ほぼ何もせず毎月たまる! 自動化テクニック【達人キクチ流au経済圏活用術 第2回】
2023/05/31
ツイートポイ活をさらに極めたい! そんな思いを持ったなら、知るべきは先人の知恵。ポイ活の第一人者として知られる菊地崇仁(きくち たかひと)さんがお届けする連載「キクチ流au経済圏活用術」第2回目です。今回はauじぶん銀行の活用術を解説してもらいます。
毎月“自動で”たまる仕組み作り
どうも、菊地です。今回から本題の「au経済圏活用術」を紹介していきたいと思います。
いちばん大事なキーワードは「自動化」です。何もしなくても“自動で”たまる仕組みを作っておくことで、継続してラクに、そして効率的にためられます。
たとえば、固定費の支払いをクレジットカードに設定しておくと、毎月必ず還元ポイントが入ってきます。これも自動化ですね。
au PAY ゴールドカードなら、同じau経済圏にある「auでんき」「都市ガスfor au」の支払いをすることで、通常1%の還元率が3%にアップするのでさらに効率が良くなります。

また、auスマホの料金をゴールドカード支払いにすると、毎月の利用料金から最大11%還元されるという特典も。私はスマホプランがpovo1.0なので対象外ですが、対象プランの人にはゴールドカードをオススメできますね。
自動化の一歩目としては、毎月必ず訪れる固定費やショッピングの支払いをクレジットカードに一本化するのが良いでしょう。これがポイ活の土台となります。
auじぶん銀行の自動化テクニック
今回、私からご紹介するのは「auじぶん銀行」をつかった自動化の技です。

auじぶん銀行では「じぶんプラス」というステージ制の優遇制度によってPontaポイントがたまります。上位ステージになるほど、取引によってもらえるポイントの倍率が高くなる仕組みです。

私のステージは、最もポイントがたまりやすい「プレミアム」。約1年間ずっと最上位をキープしています。

ステージ判定は、各種取引の条件達成状況により毎月行われるのですが、私はここの条件クリアを自動化。最初の設定だけで、あとはほぼ何もせずプレミアムの状態を持続できる仕組みを作りました(方法は後述)。
効率的にプレミアムになるには
まず、ステージ判定の条件は以下です。

1カテゴリの内いずれかの取引を行うことでスタンプがひとつもらえます。プレミアムになるために必要なスタンプは5つ以上。私が実際に行った方法をひとつずつご紹介します。
au PAY ゴールドカードの引き落とし設定
まずはau PAY カードまたはゴールドカードとの連携です。私はゴールドカードを持っているので、引き落とし口座に設定しました。利用代金がauじぶん銀行口座から引き落とされることで「②口座振替」はクリアとなります。
カードで支払っているのはauスマホの料金と、auカブコム証券の積立金。両方とも毎月必ず発生する出費なので自動化に一役買っています。
他行からカード引き落とし分を自動入金
さまざまな銀行をつかい分けているため、他行からauじぶん銀行口座に一定額を無料で入金できる「定額自動入金サービス」を設定しました。毎月のカード引き落としに対応できる金額を入金しています。これで「①入金」もクリア。
給与の受取口座としてauじぶん銀行を設定できる方は、それだけでも条件がクリアできます。
じぶん銀行スマホデビットの月1利用
「③キャッシュレス決済」については、au PAY 残高へのチャージだけでなくPayPayやLINE Payなどへのチャージも対象です。利用する決済サービスへのチャージを月1回以上行えば条件クリアとなります。私は仕事柄、他社ポイント経済圏に入る決済サービスは既に連携してしまっているため、じぶん銀行スマホデビットで対応しました。
注意してほしいのは、au PAY 残高チャージ。
もしau PAY ゴールドカードを持っているなら、還元率がプラス1%となるカードからのチャージがオススメです。「チャージはゴールドカードから。ゴールドカードの引き落としはauじぶん銀行」という流れにすればポイントを取りこぼすことはありません。
auマネーコネクトの設定
「auマネーコネクト」とは、auじぶん銀行とauカブコム証券を連携することです。設定すると互いの入出金が自動で行えるようになり、円普通預金の金利が通常の100倍(年0.10%)となります。

「⑤資産運用」には他にも外貨預金やFXといった項目がありますが、自動化には向きません。為替変動をチェックする時間が必要となり、運用の難易度も高くなります。無理のない範囲で条件を選びましょう。
残高を50万円以上にキープ
先ほど話したゴールドカードの引き落としを加味しつつ、常に残高50万円以上をキープできるように預け入れておくことで「⑥残高」もクリア。毎月の引き落とし額が大きく変動することはないので、こまめな調整は必要ありません。
これでスタンプを5つ獲得。じぶん銀行スマホデビットを月に1回コンビニや通販で利用すれば、プレミアムを半永久的に維持できる仕組みになっています。
続けるための“自動化”
結果、条件達成のために行われる「ゴールドカードの引き落とし」と「定額自動入金サービス」はポイントがたまる取引の項目にもあるので、毎月自動的に30Pontaポイントをためられています。

1年間では360Pontaポイント。積み重ねると違いが出てきますね。
数か月、数年後にたまるポイント数の差を見据えて、最初にしっかり仕組み作りをしておくことが何より重要なのです。
次回は引き続き自動でたまるサービス・auカブコム証券についてご紹介します。
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※掲載内容は2023年5月31日時点のものです。内容は変更になる場合があります。
※本記事は各社のWebページ掲載内容等に基づいて、菊地崇仁氏への取材を基に立花すだちが作成しました。
ライター:立花すだち